シックハウス症候群とはの最近のブログ記事

現在、建築基準法でシックハウス症候群を防ぐための方法が法律によって決められています。
通称、「シックハウス法」
建築基準法第28条の2に関連する条文ですが、これを守っていれば全て大丈夫という訳ではありません。

建築基準法の概要
1、ホルムアルデヒド、クロルピリフォスなどの化学物質の使用制限
 接着成分(固体)を水(液体)に溶かすための溶剤としてホルムアルデヒドは以前から使用されてきました。
 しかし、そのホルムアルデヒドは、人体に対して悪影響を与える可能性があるとして、室内空間での使用が制限されました。
主な方法として、建材からでるホルムアルデヒドの放散量を☆の数で分類し、その☆の数と換気の状態によって、使用制限を設けています。

ホルムアルデヒドの放散量と表記
formaldehide-level.gif


また、薬剤として添加されていたクロルピリフォスは、使用できないようになっています。

2、24時間換気システムの設置義務化
 平成14年の建築基準法改正から新築・改築などの場合には、強制的に家の中の空気を入れ替えるための機械換気システムの設置が義務化されました。
 ホルムアルデヒドなどの化学物質は、家の空気を入れ替えることによってその濃度を下げることができます。

この法律ですが、完璧なものではなく、家側の最低限の基準を作ったもの。
ホルムアルデヒド以外の化学物質については、基準が定められている訳ではなく、指針値としていくつかの物質が挙げられているだけです。
また、建築側ではなく、ホームセンターなどで売られている家具などについては、規制がされていません。
つまり、家はホルムアルデヒドの濃度はクリアしていたのに、家具を置くとホルムアルデヒド濃度が基準値を超えてしまうこともあり得ます。

一概に建てられた家が悪い訳ではない場合も多いのです。

法律である程度住環境の改善の成果をあげることは出来ています。
ただ、シックハウス症候群の原因や予防について、周知徹底がなされていないことと、家具など住宅以外の要因についても検討されるべき課題だと思います。

換気システムが設置された住宅を訪問することも多いのですが、換気システムを停止させている家庭も多く見受けられます。
また、トイレには芳香剤などがおかれ、衣装ケースには防虫剤、気密の高い家の中で、ファンヒーターを運転させるなど、居住者側へのアナウンスもしっかりと出来ていないケースも多いのです。

シックハウス症候群にならないためには、購入する家でどんなものを使って建てられているのか確認することも重要ですが、購入する家具、住まい方などにも配慮すべきです。
シックハウス症候群とは・・・

医学的に確立した病気ではなく、
「居住者の健康を維持するという観点から問題のある住宅において見られる健康障害の総称」
とされています。

つまり、
「住宅等のカビ・ダニのような生物的要因や、化学物質によるなどの化学的要因など、室内の環境によって発症する健康障害」
であり、多岐に及びます。

また、
ストレスなどによって、症状が悪化、もしくは、改善の妨げになる可能性があります。

原因は徐々に明らかにされてきていますが、全てが解明されている訳ではありません。